結論から申し上げますと、私は結構面白かったと思います。この作品は、スパイダーマンのキャラクターについての映画だと思いますが、何も勉強もせず見てきました。
見終わってから初めてこの作品は、スパイダーマンに繋がる話だと分かりました。
ですので、スパイダーマンのファンの方が見てもそうではなく一作品としてみても楽しめるものだと私は考えました。もし私がスパイダーマンがとても好きな人だと考えるならば、一つ一つのシーンでスパイダーマンに繋がるものだと分かるのですが、残念ながら、私はそこまで、スパイダーマンを見たことがないのでその辺りまでは分かりませんでした。しかし分からないながらも恐らくこんな場面が将来スパイダーマン本編に繋がっていくのだろうと考える場面がたくさんあります。
私の中のスパイダーマンのイメージは単なる、クモように動けるヒーローのイメージでした。それにはこの作品を見て納得いきました。スターウォーズやハリーポッターではありませんがその作品の時間軸、縦の繋がりや横のつながりがとてもわかります。
少しネタバレにはなるかも分かりませんが、最後の方に、おそらく次回作に繋がる予告編ではありませんが、そういう感じのものがありありと出て来ます。
最後の方に生まれてくる赤ちゃんは、おそらくスパイダーマンになるその人だということ。また、主人公が助けた少女たち3人は恐らく本編でとても重要な役割を果たすであろうということ。物語自体が20年も30年も前と言う設定であること。
そこから導き出される答えは、唯ひとつ。おそらくこちらの作品はいわゆるエピソード0だということ。そういった観点から見ると、とても見ておいて損はない映画だと思いました。また、まったくスパイダーマンに興味のない人であっても、それはそれで楽しめる要素がたくさんあり、なぜ主人公が力を持ったのか、主人公は自分の産みの母に嫌悪感を抱いてはいたが、自分の出生の秘密を、わかった時に母の愛を強く感じたところはとても良かったと思います。
そのお母さんの愛を感じそれが、主人公が少女たちを救って、その少女たちを育て上げるというそんな姿がとてもよかったです。家族の概念がさまざま現代において主人公が築き上げる、ファミリーにこれから期待がたくさん持てる。
そんな目線で見ることもできますし、すごく単純に言えば、日本人の好きな勧善懲悪の要素が強いので、見ていてとてもスカッとしました。
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