君が心をくれたから8話
・十秒間
逢原雨(永野芽郁)は、千秋(松本若菜)から今が何秒間だと思うか尋ねられます。今が何秒あるかなどわからない雨。千秋は、「今は十秒間っていうのが、一番しっくりくるかな」と話します。今後五感を失うことへの不安を抱える雨に、千秋は今という十秒間を精一杯幸せに生きることだけを考えてみてはどうかと伝えました。
その頃朝野太陽(山田裕貴)は、五感を失う病気などないと教えてくれた望田司(白洲迅)に会っていました。すべてを知った太陽は、雨が病気ではないが、触覚を失ったことを伝えます。そして次に視覚を失うことを打ち明ける太陽。視覚を失う前に、太陽は桜まつりで自分が作った花火を雨に見てもらいたいと思っていました。その後は雨を支えるために、花火師を辞める気でいます。太陽は司に仕事を紹介してもらいたいとお願いします。何か思いつめている様子の太陽に、司は深くは質問をしません。
・プロポーズ
太陽は雨に花火をしようと誘います。線香花火をしている最中に、太陽は雨にプロポーズしました。ずっと花嫁に憧れていた雨は、うれしくてたまりません。しかしその場で返事をしませんでした。なぜなら、太陽が自分のために結婚しようとしていると知っているからです。太陽は五感を失った後の雨を介護するために本を読みなどして勉強を始めていました。そのことを知っている雨は、プロポーズの返事をどうするべきか悩みます。
そんな時太陽の妹・春陽(出口夏希)が、雨に会いにやって来ました。太陽が花火師を辞めようと考えていることを知った春陽は、太陽の前から消えてほしいと雨にお願いします。自分のために太陽が夢を諦めようとしていることを知った雨は、プロポーズを断ることにします。しかしここでプロポーズを断れば、何か疑われるかもしれません。雨は太陽と結婚するふりをして、その後一人でどこかへ消えることにしました。そんな時、母親の霞美からもうすぐ退院するとの連絡が来ます。雨は、二人でどこか遠くの地で暮らさないかと霞美に話します。
雨は、婚姻届けを出すふりをします。何も知らない太陽は、雨と夫婦になったと思い込んで大喜びです。雨は家を飾り付け、二人だけの結婚式をすることにしました。仕事から帰ってきた太陽は、二人だけの結婚式を喜びます。幸せに包まれる雨と太陽。もう少しの間だけでも、雨は幸せを感じていたいと思うのでした。
・感想
雨は太陽の前から姿を消すことを決めましたが、それは花火を見た後でしょうか?花火が打ち上げられたらいいのですが、太陽は審査に通らなくてはいけません。これからどうなってしまうのか気になります。
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